発毛のサイクルについて

Cycle of hair growth

発毛のサイクルについてご存知ですか?

皆さんが抜け毛を気にされるとき、「何故毛が抜けるのか」そのことを考えられる方が多いと思いますが、発毛にもサイクルがあり、その原理を知っていただくと毛が抜ける原因も見えてきます。
生活習慣や、癖、体質など様々な面から抜け毛の原因が追求されていますが、この人間が持っている元々の発毛サイクルを守り、私たちがご提供する5つのポイントをしっかり継続すれば発毛を促進することは可能です。

発毛サイクルについて

成長期
(約3〜7年)

成長期とは毛母細胞が分裂を繰り返して新たな髪を生成し、新毛が成長していく段階の時期のことを言います。毛母細胞で髪をどんどん成長させて上へと押し上げられていきます。成長期には初期から後期までがあり、成長にともなって髪は太くたくましくなります。このように毛母細胞が1本の髪がたくましくなるまで生成し続ける期間を成長期と呼び、一般的には3年から7年ほど続きます。全体の髪の毛の約90%が成長期にあたります。

退行期
(約2週間)

退行期とは毛母細胞での髪の生成が弱まり止まる時期を指します。この時期に毛母細胞は生成した髪から分離を始め、分離した髪は抜けだしていきます。この行程は成長期から休止期に移行する期間となるため、約2週間ほどと非常に短くなっています。退行期はヘアサイクルにおいて、毛母細胞が成長しきった髪から次の髪を生成するための準備をしていると考えればわかりやすいと思います。

全体の髪の約1%が退行期にあたります。

休止期
(約3〜4ヶ月)

休止期とは髪の成長が完全に止まり、髪が毛母細胞から分離している状態を指します。
この時期に入った髪は自然に抜けるのを待っている状態となり、毛母細胞は次の髪を生成するための準備へと働きを切り替えていきます。この休止期は髪が健康であるほど長いとされており、女性の場合では休止期が数年に渡る場合もあります。全体の髪の約10%が休止期にあたります。

発毛サイクルが乱れる原因

男性ホルモンの分泌

AGAの原因となる男性ホルモンが過剰に分泌されることにより、脱毛因子が生まれ、発毛サイクルが乱れると言われています。

遺伝・生活習慣

発毛サイクルが乱れる原因として解明されている訳ではありませんが、遺伝や生活習慣も大きな原因として考えられます。

ストレス・加齢

ストレスや加齢により、血管が収縮し、栄養を十分に行き渡らせることができず成長期が短くなると言われています。