冬場に近づくにつれて…髪の潤い不足によるパサつき、ハリコシダウン気になりませんか??
髪のパサつきの原因とは?
髪がパサつく原因は、髪質ではなく頭皮環境にあります。
髪の毛は頭皮から生まれるものなので、頭皮が健康な状態ではないと、髪の毛はパサつきなどのトラブルを抱えてしまいます。
また、髪を守るキューティクルが何らかの原因で剥がれたり開いたりしてしまうと、髪の内部の脂質やタンパク質などが抜け出て、水分を保持する力を損なってしまい、その結果、髪がパサついてしまいます。
さらに、パーマやカラーリング、刺激の強いシャンプーなどによって頭皮と髪の毛にダメージがあると、その両方にトラブルが発生してしまう場合があります。
▫️食生活、生活習慣も影響する
食生活、生活習慣も髪の毛のトラブルの原因になります。
アルコールやコーヒーなどに代表される、いわゆる「酸性」の食品は血管の収縮を促し血流を悪くしてしまいます。
頭皮の血液の循環が悪いと、毛根部分の毛母細胞に栄養が行き渡らなくなり、栄養不足になって髪がパサついてしまいます。
こうなると、髪がゴワゴワになって、まとまりにくく、パサパサになって、髪が広がりやすくなってしまうのです。
困った髪のパサつき6つの原因
まずは原因を把握し、適切にケアをしていきましょう。
髪のパサつきの原因①
シャンプーやブラッシングのやり過ぎ
頭皮に爪を立ててゴシゴシこすったり、髪の毛同士をこすり合わせるなど、過度に力を加えた間違ったシャンプーによって、頭皮や髪が傷んでしまいます。
また、ブラッシングする場合は、絡まった髪をブラシで無理にほどこうとすると、余計な負荷がかかり、髪を傷めるだけではなく、枝毛や切れ毛につながります。
髪のパサつきの原因②
紫外線の影響
髪は紫外線を受けて乾燥すると、キューティクルが開き、最終的には剥がれてしまいます。それが髪のパサツキに繋がっていきます。
頭皮も乾燥し水分が不足することで皮脂が増え、毛穴詰まりの原因にもなります。
髪のパサつきの原因③
パーマやカラーリングのやり過ぎ
パーマやカラーリングは、刺激の強い化学薬品によって髪の内部を破壊してしまうため、やり過ぎるとキューティクルが剥がれてしまいます。
そこにスタイリング剤などが入り込むとひどいダメージを受けてしまいます。
髪のパサつきの原因④
間違った髪の乾かし方
キューティクルというのは髪が濡れていると開く性質があり、傷みやすい状態なので、シャンプー後の自然乾燥はNGです。
きちんとドライヤーで乾かしましょう。
髪のパサつきの原因⑤
栄養不足の影響
過度なダイエットや、バランスの悪い食生活を続けていると、髪に必要な栄養が摂取できず髪を傷めることになります。
髪のパサつきの原因⑥
女性ホルモンの低下
ストレス、更年期などの影響で女性ホルモンが低下し、バランスが崩れると全身の血行が悪くなり、髪の毛が徐々に細くなると同時に傷み、パサつきの原因になります。
原因を見ると思い当たることもあるのではないでしょうか。
これらの原因が重なり髪のダメージが大きい状態が「パサつき」なのです。
髪のパサつきを改善するには?体内外それぞれの保湿ケアが重要!
空気が乾燥してくると、髪も頭皮も潤いを失いがちになってしまいます。
髪の毛のパサツキが気になることや、乾燥し過ぎてスタイリングがうまくいかないなど、気になることが多いでしょう。
頭皮が乾燥すると、かゆみがでたり、フケが多くなるなどのトラブルも発生します。
その為、体の内外から潤いを補給し、髪と頭皮の潤いを保つことが必須になります。
そこで、効果的な髪と頭皮の潤い補給の方法をお伝えします。
髪のパサつきの改善方法 内側からのケア
水分を髪に補給するには、体の内側からのアプローチも欠かせません。健康で美しい髪を作るためには、バランスの良い食事をすることがとても大切です。
美髪へ導く特に大切な2つの栄養素をご紹介します。
▫️たんぱく質
実は毛髪成分の殆どはケラチンというたんぱく質から成り立っています。ケラチンに含まれる、メチオニンは髪のパサツキには効果的です。
しかし、メチオニンは体内で生成できないため、食事からのケラチン摂取が必要になります。
▫️ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせないサポートをしてくれます。
食事から摂った”たんぱく質”をアミノ酸に分解したり、アミノ酸を原料に皮膚や髪の毛、爪などの人体の”たんぱく質”作りを手助けします。
簡単にこの栄養を摂るにはナッツ類がおすすめです。
特にアーモンドはケラチンを豊富に含み、ビタミンB6も入っているので、健康な髪の毛をつくるのにはピッタリです。
ちなみに便秘改善や美肌効果もありますのでうれしい効果が盛りだくさんです。炒めものに加えるだけで、おいしく・簡単ですので是非お試しください。
例えば、鶏ささみとアスパラガスをごま油で炒め、アーモンドを加えた炒め物がおすすめです。
当たり前かもしれませんが水分をしっかり摂ることも大切です。目安として1日最低2リットル程度の水分を摂ることが美髪を作ることには必要になります。
髪のパサつきの改善方法 外側からのケア
頭皮の潤いが必須
潤いある髪は、12~14%の水分を含んでいると言われています。
しかし、髪が乾燥状態になってしまうと6~8% と水分量は低下して必要な量の約半分になってしまいます。
このことを知り、焦りから髪に水分を与えばいいと化粧水を振りかけたりする人がいますが、逆に頭皮に雑菌を繁殖させる結果になり逆効果です。
髪に潤いを与えることにも効果はほとんどありません。
頭皮が乾燥すると同時に髪も乾燥するので、頭皮が潤った状態にあることが美髪には欠かせないのです。
▫️頭皮ローションとマッサージ
こういった髪と頭皮の乾燥を防ぐのに最も効果的なのは、頭皮専用ローションを頭皮に塗布してマッサージをすることです。
頭皮専用のローションとは、頭皮に潤いを与え、キメを整えて頭皮環境を改善します。
天然の海藻エキス、植物エキスがリンパの流れを促進し、マッサージすることで相乗効果になります。
頭皮の保護効果も高く、乾燥によるフケ・かゆみ・乾燥を抑えることができます。
頭皮専用ローションは、まさに頭皮の乾燥をふせぐのに最適なものです。
頭皮に潤いが出てくるので、結果的には髪のパサツキも緩和していきます。
乾燥時期の頭皮ケアに取り入れることを是非オススメします。
髪のパサツキの予防方法
髪がパサついた後に色々とケアする事は大切ですが、髪がパサつく前にしっかり予防する事が大切です。
髪のパサツキを予防するには、大きく分けて2つの方法があります。
1つは、外的要因によってパサツキを抑えること。
具体的には下記のような方法です。
- シャンプーを保湿性の高いものを選ぶ
- コンディショナーやリンスで保湿する
- ドライヤーで乾かしすぎない
- ヘアオイルを付ける
- 養毛剤(育毛剤)を使う
- ヘアカットする
髪の表面はキューティクルで覆われていますが、パサツキがある人はキューティクルが剥がれて、ささくれのような状態になっています。
その結果、内部のコルテックスから水分が流出し、パサツキが発生してしまいます。
そしてもう1つの要因は、内的要因(主に食事)の影響が考えられますので、食生活の見直しが必要になってきます。
具体的には下記のような方法です。
- たんぱく質を多く摂取する
- 亜鉛を多く摂取する
- ビタミンCを多く摂取する
たんぱく質は、髪を作りだすのに必要なアミノ酸が含まれています。
亜鉛はたんぱく質吸収促進に役立つもの、ビタミンCは水溶性ビタミンでコラーゲンの生成に役立つものです。
その結果、抗酸化作用が高まり、乾燥を防ぎます。
髪のパサツキを放置すると起こる症状
髪のパサツキを放置すると、キューティクルがさらに剥がれていきます。
それだけ外部の刺激によって傷みやすい状態ということです。
ドライヤー、ブラシ、タオルドライなど髪と接触するような場面で、さらに深刻化していきます。
髪のキューティクルが剥がれ、がさついているとそれだけフケや汚れも引っ掛かって付着しやすくなります。
それが頭皮に滞留してしまうと、毛穴が詰まって抜け毛が多く発症してしまうリスクもあります。
シャンプーやコンディショナーはキューティクルを閉じる働きがあるのですが、あくまでも一時的なもの。
髪の質自体を改善しなければ意味が無いので、健やかな髪が育つ食生活を意識しましょう。
数カ月、数年単位で対策することが必要です。
まとめ
体の内外から、適切な水分補給を継続することが頭皮と髪だけでなく、体全体の健康向上につながります。
頭皮も髪も体の一部。水分補給をしっかりすることで体のコンディションを改善し、パサツキのない潤いとハリに満ちた美髪を自分のものにしたいですね。
髪のパサつきが気になる方は是非試してみて下さい!