寒さが厳しくなってくるにつれて、「なんだか頭がかゆい」と感じてくる方は多いのではないでしょうか?
冬の乾燥した空気は、顔や手、唇だけではなく、頭皮の乾燥も招いてしまいます。
頭皮の乾燥は、かゆみやフケといったトラブルを引き起こす大きな要因のひとつ。
今回は、乾燥が気になるこれからの季節に気をつけたい頭皮ケアについてご紹介いたします。
POINT
1 頭皮の健康は毛髪に大きく影響する!
2 冬は頭皮も乾燥しやすく
頭皮トラブルが起こりやすい!
3 脱け毛ケアには、育毛剤 発毛剤 スカルプ商品 の使用も一案!
毛髪と頭皮
毛髪は皮膚の一部が変形したもので、頭皮内部でつくられ、成長していきます。
頭皮から分泌される皮脂は徐々に毛髪に広がり、乾燥や刺激から守る天然のコーティング剤としての役割を果たしています。
毛髪の80~90%が成長期といわれる段階にあり、日々伸長しています。
基本的には、通常の健康的な発毛サイクルは、男性4~5年 女性5~6年
毛髪量は個人差があるが、日本人の場合、成人の毛髪量は平均10万本前後といわれています。
1日に抜ける毛髪量は60本ほど。多い時は100本近く抜けることもあるようです。
頭皮のケアはどうして大切なの?
A. 頭皮の状態が毛髪にも影響するためです
毛髪は頭皮表面の奥深くでつくられ、成長していくので、頭皮はいわば畑のようなもの
。畑が荒れていると、丈夫で健康な毛髪が育ちにくくなる他、生えても頭皮の傷みが原因で抜けてしまうこともあります。
このように、頭皮の状態は毛髪にも大きな影響を与えます。
頭皮内部の「バルジ」という領域には、毛髪のもとになる毛包幹細胞があります。

毛包幹細胞が毛髪の根っこにある「毛球部」に供給されると毛母細胞になり、毛細血管の血流から栄養分を取り込んで、細胞分裂を起こします。
この細胞分裂をコントロールしているのが、毛球部の奥にある毛乳頭といわれる所です。こうして分裂した毛母細胞から新しい毛髪が育ち、頭皮の外へと伸びていきます。
頭皮と毛髪は密接な関係にあるため、健康な毛髪を保つためにも頭皮環境をよい状態に保つことが大切になります。
△毛髪が成長するメカニズム



冬の頭皮はどんな状態?
A. 頭皮トラブル かゆみや炎症が起こりやすい状態
気温が低下し空気が乾燥する冬は、頭皮も乾燥しやすくなります。
乾燥が進むと、次のような頭皮トラブルが起こりやすくなります。
△ かゆみや炎症……
乾燥によって頭皮のバリア機能が低下する。
すると、外部からの刺激にさらされやすくなり、かゆみや炎症が起こる。
△ フケが増える……
乾燥などによって頭皮環境が悪くなると、ダメージを受けた皮膚を早く修復しようと新陳代謝のサイクルが乱れる。
このため、本来はがれ落ちるべきでない頭皮が大きな塊のフケとなって落ちるようになる。
かゆいからといって頭をかくと頭皮が傷ついてさらに悪化してしまうので、かかないように気をつけましょう。
また、フケは古くなった皮膚の角質細胞で誰にでも生じるものですが、大きな塊のフケや湿っていてこびりついているフケが多い場合は、頭皮の健康が損なわれている状態といえます。
頭皮トラブルを改善するには?
A. 頭皮トラブル 乾燥を防ぎ、頭皮を清潔に保ちましょう!
フケの増加やかゆみ、炎症を改善するには、まず頭皮を清潔に保つことが大切です。
頭皮をよい状態に保つためにも、正しい洗髪法を身につけましょう
理想としては、36°~38°のお湯で3~5分しっかりと頭皮を洗うのがベスト!
毛髪の汚れが気になるからといって洗い過ぎるのは禁物です。頭皮や毛髪を覆っている皮脂が減り過ぎて、頭皮の乾燥をさらに進行させてしまうからです。
また、取り去られた皮脂を補おうと分泌が過剰になってしまう場合もあるので、頭皮の状態をよく見ながら洗髪回数を調整するとよいでしょう。
乾燥が気になる場合は、洗浄力が弱いシャンプーに変える、洗髪後にローションなどで保湿するといった対策も有効です。
A. 頭皮のマッサージで血行を促進
シャンプーを行う前にヘアオイルを使って頭皮のマッサージをすることで、頭皮を柔らかくし、潤いを保つことが可能になります。
ヘアオイルを頭皮にもみ込んだら、指の腹を使って優しくマッサージしてあげましょう。
マッサージ後は、ホットタオルを巻いて15分ほどおいてからシャンプーで丁寧に洗い流します。
また、洗髪後タオルドライをしてからヘアトニックを使って頭皮マッサージをしてあげると、皮脂バランスを整えて健康な地肌を保ってくれます。
どちらのアイテムも頭皮を保湿するだけではなく、ハリツヤのある美しい髪へと導いてくれますよ。
是非皆さまもお試しいただき、頭皮トラブルゼロの快適な冬にしましょう!
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